では、円弧を描く命令を定義してみます。その前に、曲線を描く基本的な考え方を確認しておきます:
- 適当な分割数を設定
- 分割数で曲線を区間分割して、(分割数+1)個の端点の列を作る
- その点列を結ぶ折れ線を引く
ここで、分割数は多ければ多いほど曲線を滑らかに近似できることに注意してください。曲線が複雑だと、十分に分割数を多くとらないと近似が粗くなってしまうので、柔軟に対応できるように分割数は(グローバル)変数にしておきます。ちなみに、これから扱う曲線ぐらいなら、分割数はせいぜい20でも十分です。
次に、区間分割ですが、描きたい曲線をパラメータ(媒介変数)表示できる場合、与えるパラメータを(分割数+1)段階に変化させて点列に記録するだけです。
あとは、点列を前節で作った「折れ線」関数に渡してやるだけです。