長方形を描くには、「四角」命令を使います。「OBJのX1,Y1からX2,Y2へ四角」と使います。このとき描かれる長方形は、辺がX軸またはY軸と平行な長方形です。
100,100から200,400へ四角
他の図形命令でも「線」命令と同様、引数OBJの省略は母艦になります。また、別名命令は「BOX」です。
長方形を描くには、「四角」命令を使います。「OBJのX1,Y1からX2,Y2へ四角」と使います。このとき描かれる長方形は、辺がX軸またはY軸と平行な長方形です。
100,100から200,400へ四角
他の図形命令でも「線」命令と同様、引数OBJの省略は母艦になります。また、別名命令は「BOX」です。
楕円を描くには、「円」命令を使います。「OBJのX1,Y1からX2,Y2へ円」と使います。このとき描かれるのは、「X1,Y1からX2,Y2へ四角」を描いた長方形にぴったり内接する楕円です。
100,100から200,400へ四角
中心(X,Y)から半径がRの(正)円を描きたい場合は、引数の与え方で調整しましょう。
X=200 Y=300 R=50 X-R,Y-RからX+R,Y+Rへ円
別名命令は「CIRCLE」です。
「角丸四角」命令で、長方形の角が丸くなった図形を描くことができます。「OBJのX1,Y1からX2,Y2へX3,Y3で角丸四角」と使います。このとき描かれる図形は、「四角」の頂点付近が「円」のカーブになった図形で、引数X3,Y3で角の曲がり具合を指定します。(X3,Y3が大きい程円カーブになる範囲が大きい)
100,100から200,300へ50,100で角丸四角
別名命令は「ROUNDBOX」です。
それ以外の図形(例えば三角形)を描きたい場合は、「多角形」命令を使います。「OBJのSへ多角形」と使います。違う助詞を使って「OBJにSで多角形」と書くこともできます。引数Sには、頂点のX座標, Y座標をカンマ区切りで順番に与えて行きます。つまり、「X1,Y1,X2,Y2,…Xn,Yn」で点(Xi,Yi)を頂点とするn角形が描かれます。凸でない多角形も描くことができます。
「100,100,200,200,300,100」へ多角形
また、引数Sとして配列を渡すこともできます。
Pとは配列 P[0]=『100,100』 P[1]=『200,100』 P[2]=『150,187』 Pで多角形
2次元配列も使えます。
Pとは配列 P[0][0]=100。P[0][1]=100 P[1][0]=200。P[1][1]=100 P[2][0]=150。P[2][1]=100+50*SQRT(3) ※100+50√3 Pで多角形
別名命令は「POLY」です。
このようになでしこの命令には、複数の助詞を使えるようになっているものがあり、より日本語らしそうな助詞の組み合わせでプログラムを書くことができます。
図形命令に関するオプションは、「塗り色」「塗りスタイル」に加え、前節で扱った「線」に関するオプションがあります。
前節でも少し扱いましたが、塗り色というオプションがありました。これは、図形内部を塗りつぶす色を指定します。デフォルトでは黒色です。
塗り色は青色 100,100から200,200へ四角
内部を透明にしたり、模様を入れたりしたい場合、塗りスタイルというオプションを指定します。デフォルトは塗り色で塗りつぶす『べた』です。
塗りスタイルは『格子』。 100,100から300,300へ円 塗りスタイルは『透明』。※『べた』にすると・・・? 50,150から350,250へ四角
以下のいずれかを指定することができます。
図形の境界線部分には、「線」に関するオプションが反映されます。
線色は赤色 線太さは5 100,100から300,300へ50,50で角丸四角
では、境界線を描きたくない場合は、線太さを0にすればいいのでしょうか?
塗り色は白色 線太さは0 100,100から200,200へ円
上手く行きませんね。線太さを0にすることはできないようです。そのため、境界線を完全になくしたい場合は、線スタイルを「透明」にします。もちろん線色を背景色と同じ色にしてもOKなのですが、この方法は背景がごちゃごちゃしていると使えませんね。
線スタイルは『透明』 100,100から200,200へ円