「表示」命令

文字を表示する最も基本的な命令は、「表示」命令です。「Sを表示」または「Sと表示」と使います。表示対象は母艦で、一度「表示」するごとに表示位置が下に移動していきます。この表示位置は基本X, 基本Yで決まるので、基本X, 基本Yを調整すれば表示位置を変えることができます。

『Hello, World!』と表示する。
『こんにちは、世界!』と表示する。
基本X=200。基本Y=20
「^ この左上の点が大体({基本X},{基本Y})」を表示する。

「文字表示」命令

母艦以外の部品に文字を表示したり、逐一表示する座標を指定したいときは、「文字表示」命令を使用します。「OBJX,YSを文字表示」と使います。

S=「^ この左上の点が、{改行}だいたい(200,200)です。」
200,200へSを文字表示。

「文字遅延表示」命令

時間差をつけて1文字ずつゆっくり表示したい場合は、「文字遅延表示」命令を使います。「OBJX,YSAで文字遅延表示」と使います。

100,100へ『ゆっくりしていってね!』を200で文字遅延表示

「文字描画」「文字遅延描画」命令

「表示」「文字表示」「文字遅延表示」命令はいずれも、アンチエイリアスなしで文字を描画する命令です。アンチエイリアスとは、文字などの図形の縁のギザギザ感を目立たなくする処理のことです。

アンチエイリアスありの(ギザギザが目立たない)文字を表示したい場合は、「文字描画」命令を使用します。「OBJX,YSを文字描画」と使います。

文字サイズは150
S=「だaβ3」
0,0へSを文字表示。※少しギザギザ?
0,200へSを文字描画。※縁の部分に中間色を描画してあるので滑らか

同様に、「文字遅延表示」の代わりには「文字遅延描画」を使います。「OBJX,YSAで文字遅延描画」と使います。

100,100へ『ゆっくりしていってね!』を200で文字遅延描画

文字のオプション

文字を表示する命令に関連するオプションは「文字サイズ」「文字色」「文字書体」があります。上のサンプルで既に「文字サイズ」を使いましたね。

文字サイズ

表示する文字の大きさをピクセル値で指定します。デフォルト値は10です。

文字サイズは6
『ちび』と表示
文字サイズは35
『誰が豆粒ドちびかああぁっ!』と表示

文字色

表示する文字の色を指定します。デフォルトでは黒色です。

文字色は赤色
100,100へ『あなたは赤い部屋, 好きですか?』を100で文字遅延描画

文字書体

他のフォントや太字で表示したりするには、文字書体を指定します。デフォルトは「MS ゴシック」です。

文字書体は『MS 明朝』
『MS 明朝』と表示。

フォントの横に、「太字」「斜体」などを指定することもできます。この場合、「フォント|文字サイズ|太字斜体」のようにバー"|"で繋げて指定します。

文字書体は『MS P明朝|24|太字』
文字書体を表示。

どのようなフォントが使えるのかは、「フォント選択」命令や「フォント一覧取得」命令を活用して調べるのがいいでしょう。

フォント選択
文字書体はそれ
文字書体を表示。