「画面クリア」命令

色々描いた画面を初期化して綺麗にするには、「画面クリア」命令を使います。「OBJRGBで画面クリア」と使います。引数OBJの省略は母艦、引数RGBの省略は白色になります。

10,10へ『消えます。』を300で文字遅延表示
画面クリア

「イメージ」部品

描画を行う専用の部品が「イメージ」部品です。「部品名とはイメージ」で宣言します。

テストイメージとはイメージ。
テストイメージを黄色で画面クリア。

イメージ部品に画像ファイルを読み込むには、イメージのメンバ「画像」にファイル名を指定します。

ファイルイメージとはイメージ。
ファイルイメージの画像は「{ランタイムパス}doc\pic\nako_icon.gif」

「画像」には、別のイメージ部品の名前を指定することもできます。

テストAとはイメージ。
テストAの10,10から90,90へ円。

テストBとはイメージ。
その画像は『テストA』。※ テストA をコピー

「フォーム」部品

「イメージ」部品以外にも、描画を行うことのできる部品があります。「フォーム」部品です。「部品名とはフォーム」で宣言します。但し、フォーム部品の可視はデフォルトでオフに設定されているので、最初は表示されません。

テストフォームとはフォーム。
テストフォームを青色で画面クリア。
テストフォームを表示。

「イメージ」部品と同様、「画像」を設定することもできます。

「描画処理反映」命令

描画処理が多くて重いと、なかなか描画されないことがあります。

1万回
 (300の乱数),(300の乱数)から(300の乱数),(300の乱数)へ線

描画を強制的に反映させるためには、「描画処理反映」命令を使います。「OBJを描画処理反映」または「OBJの描画処理反映」と使います。

開始時間=システム時間
2千回
 (300の乱数),(300の乱数)から(300の乱数),(300の乱数)へ線
 描画処理反映。※これによって1本1本線描かれる。
終了時間=システム時間
「描画に {終了時間-開始時間} ms かかりました。」と言う。

なお「秒待つ」命令を実行したときも、描画の反映は行われます。

「母艦再描画」命令

似たような命令に、「母艦再描画」命令があります。この命令は、対象が母艦に限定されているため、引数を取りません。「描画処理反映命令」よりも負荷が軽く、高速です。

開始時間=システム時間
2千回
 (300の乱数),(300の乱数)から(300の乱数),(300の乱数)へ線
 母艦再描画。※描画処理反映より速い
終了時間=システム時間
「描画に {終了時間-開始時間} ms かかりました。」と言う。

「画像保存」命令

イメージ部品やフォーム部品に描かれた絵を画像ファイルとして保存させるには、「画像保存」命令を使います。「OBJをSに画像保存」または「Sへ画像保存」と使います。OBJの省略は母艦になります。

キャンバスとはイメージ。
キャンバスを緑色で画面クリア。
キャンバスを「{デスクトップ}test.png」へ画像保存。

JPEG圧縮率

画像をJPEG形式(非可逆圧縮する画像形式)で保存する場合は、「JPEG圧縮率」の値が適用されます。デフォルト値は80です。

JPEG圧縮率は10
キャンバスとはイメージ。
キャンバスの10,10から90,90へ円
キャンバスを「{デスクトップ}test.jpg」へ画像保存。

「画像表示」命令

母艦に画像ファイルを読み込んで表示するには、「画像表示」命令を使います。「X,YSを画像表示」と使います。画像ファイルSを、(X, Y)を左上にして表示します。

100,100へデスクトップ&『test.png』を画像表示。

「画像描画」命令

他の部品に画像を表示させるための似たような命令があります。「画像描画」命令です。「OBJX,YSを画像表示」と使います。画像ファイルSを、描画部品OBJ上で(X, Y)を左上にして描画します。

キャンバスとはイメージ。
キャンバスの50,50へデスクトップ&『test.jpg』を画像描画。
※キャンバスの幅に収まりきらないため、画像は切れてしまう。