この講座の内容

講座のタイトルは「なでしこ on Math」としていますが、この講座の目的は単に数学という土台の上でなでしこをすることだけではありません。数学的な考え方を基本として、なでしこでプログラミングをしていけば、今度はそれがなでしこだけでなく数学の理解にもつながるはずなのです。ですから、講座のタイトルとしては「なでしこ on Math」ですが、講座の結果としては、読んだ人の数学の理解度も深まり、「Math on なでしこ」の形で残っていく、そのような講座としていきたいと思います。

内容は扱う数学の内容のレベルで[初級][中級][上級]に分類しています。

講座のレベルと数学的知識について

基本的には、数学は教科書の、なでしこはマニュアルの知識を基礎として、そういった基礎知識をいかに結び付けてゆくかという「応用力」が重要なキーです。数学となでしこ両方の知識を必要とし、しかもそれらを結びつけて使う、という点では少々ハイレベルかもしれませんが、そういった「応用力」を身につけることができれば、なでしこにおいても数学においても大きな力になるでしょう。

内容は高校数学程度のレベルの数学的知識を用いたものになります。基本的に数学の内容はレベルにかかわらず、プログラムの解説と並行して詳しく解説していく予定です。ただし、上級講座に関しては、なでしこ・数学ともにマニュアル・教科書レベルの基礎知識は最低限身につけている人が対象なので、基礎の解説はしないことがあります。

[初級] なでしこでセンターチャレンジ!

大学入試センター試験の数学UBには選択問題としてBASICのプログラミングの問題が出題されます。高校でBASIC等のプログラミングを習ったとしても、実際のセンター試験で確率やベクトルではなくプログラミングを選択するという人はあまりいませんが、プログラマーなら簡単に解けるべき問題が大半なので、実は意外と得点源です。BASICとなでしこではかなり文法が異りそのまま問題を移植するのは困難なので、問題の背景にあるアルゴリズムや考え方について、なでしこを使って講義します。

※大学入試センター試験実施前の11〜12月頃に講座を掲載したいと考えています。

[中級] 統計を扱う(未定)

というか、僕がまだ統計に詳しくありません。そのうち勉強します。

[上級] ベクトルの真髄は此処に在り

ベクトルと聞いただけで拒絶反応を起こす人もいるようですが、使いこなすことができれば大きな味方になります。一次独立一次変換行列行列式外積と高校では教えてくれない(けれどとっても重要な)内容について高校数学の範囲内でも理解できるよう、なでしこのGUI環境視覚的に理解できるサンプルプログラムをたくさん用いた解説をしていきます。

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