nakotter を使う前に必要な準備の基本的な流れは次の通りです:
- OAuth コンシューマの設定
- OAuth アクセストークンの取得
それぞれ、説明していきます。
1. OAuth コンシューマの設定
まずは、つぶやいたりするためのアプリケーションの準備をします。
コンシューマとは、API を利用するクライアントアプリケーションのことです。OAuth で Twitter API にアクセスするためには、Twitter で予めコンシューマ登録して、コンシューマキー及びコンシューマシークレットを入手しておく必要があります。
ここでは例として、「nakotter」というアプリケーション名でコンシューマ登録して、「なこったークライアント」という Twitter クライアントを作ることにしましょう。なおコンシューマ登録は、Twitter 公式サイトに開発者アカウントでログインして行って下さい。
なこったークライアントとはNakotter
そのoauthのコンシューマのトークンキー = 『lFjjUGoiNEMXKGKo60Kw』
そのoauthのコンシューマのシークレット = 『VC0jfRWcmFvvG77KJagiLkmHptuoiTEJtfXTlUnrY』
このように、コンシューマ登録して入手した 2 つのキーで初期化します。これでアプリケーション側の準備が整いました。
2. OAuth アクセストークンの取得
次に、実際につぶやいたりするユーザ側の準備をします。
アプリケーションの準備はしたので、次はアクセス認証を行います。API へのアクセス権限の鍵となるのが、アクセストークンとアクセストークンシークレットです。コンシューマアプリケーションが Twitter にアクセス権限を要求し、Twitter 側はユーザにその許可を求め、それをユーザが許可するというやり取りを行うのです。
では、「なこったークライアント」がユーザアカウントの代理として Twitter API にアクセスすることを Twitter に許可します。ブラウザを立ち上げてそのユーザで Twitter Web にログインしたら、次のプログラムを続けて実行します。
# コンシューマ設定は「1. OAuth コンシューマの設定」のもの
なこったークライアントとはNakotter
そのoauthのコンシューマのトークンキー = 『lFjjUGoiNEMXKGKo60Kw』
そのoauthのコンシューマのシークレット = 『VC0jfRWcmFvvG77KJagiLkmHptuoiTEJtfXTlUnrY』
なこったークライアントで認証する。
メモ記入。
実行すると、ブラウザでページが開き、「なこったークライアント」のアクセスを許可するかユーザに確認を求めてきます。間違いなければ、ここで認証を許可します。

すると、アクセストークンの取得用の暗証番号が表示されるので、なこったークライアントに戻りそれを入力します。余分な文字が入らないように気をつけて下さい。

アクセストークンの取得が成功したら、次のように、アクセストークン(oauth_token)とアクセストークンシークレット(oauth_token_secret)が表示されます。これらの値をしっかりとメモしておきます。
user_id=61839477
screen_name=_U_D_
oauth_token=61839477-HgblH76gsx4a4eVQGotmFKzTX77nFtZkKc4SqhDNp
oauth_token_secret=GeqZytZlSLmdxLzJqc2hYQSRd0eLvPnOy5Nl4epck
ここまでは、あくまでアクセストークンの取得に必要な補助のプログラムです。アクセストークンを取得するプログラムの実行は、基本的には認証したいアカウントにつき一度だけで十分です。これでようやく Twitter のクライアントアプリケーション(あるいは bot )をなでしこで実装できます。
なこったークライアントとはNakotter
そのoauthのコンシューマのトークンキー = 『lFjjUGoiNEMXKGKo60Kw』
そのoauthのコンシューマのシークレット = 『VC0jfRWcmFvvG77KJagiLkmHptuoiTEJtfXTlUnrY』
そのoauthのトークンキー = 『61839477-HgblH76gsx4a4eVQGotmFKzTX77nFtZkKc4SqhDNp』
そのoauthのシークレット = 『GeqZytZlSLmdxLzJqc2hYQSRd0eLvPnOy5Nl4epck』
oauthのトークンキー・シークレットに、先ほど取得したアクセストークン・シークレットを設定しました。これで、「 @_U_D_ 」の代理として「なこったークライアント」が Twitter API にアクセスすることが可能になります。